- 1969年製作
表板:松
横、裏板:ローズ
糸巻:ロジャースハウザースタイルに交換済
弦長:650mm
ナット幅:52mm
弦幅:43mm(6弦左端から1弦右端)
弦高:6弦12フレット4.3mm 1弦12フレット3.3mm
”アメリカの巨匠”という称号に相応しい現代クラシックギター界の名工マヌエル・ベラスケス氏の、ハウザースタイルで小ぶりなボディの時代の作品が入荷。
一音一音に"暖かいぬくもり”を感じます。
YouTubeベラスケス氏のドキュメンタリー番組「Manuel Velazquez Documentary」でベラスケス氏自らが語っていることがとても興味深いのでいくつかご紹介いたします。
ベラスケス氏曰く、自身が5才の時に母親に自分はいつかギターを作るよ!と言ったそうです。
所謂”天性の才能を持った人であった”ということです。
演奏家を目指したこともあるほどの技術を持ちながら、二つの道は選べないという父親のアドバイスから演奏家をあきらめ製作家になったというのも、才能あふれる氏のエピソードらしいですね。
誰もがここまで言い切れる訳ではない!というコメントが番組内でベラスケス氏より語られますが、心に強く響く言葉でしたのでご紹介させていただきます。
My guitar is my life、it's my soul.
I love it that they play my guitars.
It's my life.
木と対話をしながら自ら製作を進める方であり、自らをアーティスト、絵描きと語るベラスケス氏の製作するギターは”まさに芸術作品そのもの”です!
一音一音のバランス感や弾きやすさには、ただただ感心するばかりです。
かのアンドレス・セゴビアにも称賛された製作家。またクラシック音楽のみならず、世界の一流アーティストが演奏する作品でもあります。
世界中にそのファンがいる中、今回の60年代の作品は必見の価値がある作品です。
ぜひこの千載一遇のビックチャンスをお見逃しなくお求めください!
*横板側面、底面割れ修理済。ネック順反り修理、ネック段差修理済。
表及び裏面力木剥がれ修理をしております。
ネック指板両脇も修理済です。
あらかじめご了承ください。