ヴァイオリン

新作イタリアンヴァイオリン
Piero Virdis（ピエロ・ヴィルディス）

■楽器　：ヴァイオリン
■製作年：2024年
■モデル：Stradivari
■製作　：Italy(イタリア) Pattada(パッターダ)

エレガントかつ緻密な作風として知られる、ビッソロッティ派ヴァイオリンを継承する製作家の一人。 今回待望の入荷となりました。
人気が非常にあり店頭に展示されてもすぐに販売に至ってしまう超人気ヴァイオリン。 非常に美しいオレンジのニスが印象的で、その輝きは宝石の美しさを連想させるような、透明感のある雰囲気を醸し出しています。 パワーあふれる音色がバランスよく響き、鳴らしやすさは抜群です。

製作家の詳細

◆製作国
Italy Pattada
◆製作楽器
Violin, Viola, Cello
◆証明書
Certification by "Piero Virdis"
（製作者本人）

1971年生まれ。イタリア、サルデーニャ島のパッターダ出身。同島においてマエストロ 、フランチェスコ・ビッソロッティがヴァイオリン製作の2000時間におよぶ 特別集中コースを開催した際、生徒として受講。著しい才能を発揮し長足の進歩を遂げたのが、 このピエロ・ヴィルディスです。 その後、師匠ビッソロッティより再三にわたりクレモナへ来るよう誘われますが、故郷サルディーニャに対する強い想いから固辞します。 それほどまでに大巨匠から認められた圧倒的な技術と才能。それから年に数回クレモナを訪れ、フランチェスコ・ビッソロッティから 直接指導を受けていました。

ラベルに「フランチェスコ・ビッソロッティの弟子」と記述することを許された数少ない弟子のひとり。 そのことからも証明される通り、作風はビッソロッティに極めて忠実です。非常に美しいオレンジのニスが 印象的で、その輝きは宝石の美しさを連想させ、透明感のある雰囲気を醸し出しています。 エレガントな美しい外観から驚くほどのパワフルな響き。まさにビッソロッティの伝統を継承する完璧な完成度です。

新作イタリアンヴァイオリンをおすすめする理由

銀座山野楽器が、永年にわたる実績と情報の蓄積、確かな技術力を背景に選び抜いたクレモナの新作ヴァイオリン。 モラッシー、ビッソロッティの世界二大巨匠とその直系の弟子による、世紀を超えて弾き継がれ語り継がれる現代の最高級品のみを集めました。 いずれも伝統的なクレモナの作風とそれぞれの個性を高い次元で両立させた逸品ばかりです。
絶対の自信をもってお届けすることのできるのが銀座山野楽器厳選コレクションです。

山野楽器の直輸入新作イタリアンの魅力

16世紀後半に現在のヴァイオリンの形が生み出された町 イタリア・クレモナには今もなお当時からの伝統的技法を守り、 1本1本丁寧に時間をかけて作り続ける製作者たちの工房が多く立ち並びます。 当店スタッフは定期的に現地を訪問し、それらの製作者と意思疎通を図ってまいりました。 その中でスタッフやユーザーからの意見を伝えることにより、他にはない質の高い楽器の入荷が実現しております。 このように伝統的手法を守り続ける製作者、永く愛好されているユーザーの声、そしてスタッフのこだわりが融合して初めて、 山野楽器にしかない最高の1本が今こうして店頭に並んでおります。
一生付き合っていける楽器をお探しの方にぜひお薦めしたいヴァイオリンです。

■ヴァイオリン
■Klaus Ludwig Clement（クラウス・クレメント）

楽器　　：ヴァイオリン
ブランド：Klaus Ludwig Clement（クラウス・クレメント）
品番　　：＃V-10
モデル　：Stradivari
製作　　：Germany（ドイツ）


■V-10（ストラディバリ・モデル）
クレメントが渾身の想いで作り上げたマスターモデル。クレメントの最高モデルとなります。 V-10というナンバーが付けられており、日本にも滅多に入荷されない貴重なヴァイオリンとなります。 楽器の雰囲気、その圧倒的なオーラと風格は、まさにドイツの真髄が結晶化したヴァイオリンとも言え、 柔らかに塗られたニスからは、じっくりと時間をかけて仕上げられた楽器の持つ豊かさが感じ取れます。 またこのモデルはストラディバリモデル。 音色もドイツ伝統の深い響きとストラディバリモデルならではの力強くも美しい柔らかな音色を奏でてくれます。
もちろんクレメントの真骨頂である迫力なる響き、深みのある低音は健在です。 さらに豊かで包容力の響きは魅力的です。

外観はクレメントならではの古いアンティーク調の風合いが非常に美しく、荘厳かつ重厚な雰囲気が漂います。 クレメントの楽器はそのニスも独特であり、より美しく深みのある外観になっています。 現代ドイツヴァイオリンの真髄、最高峰の作品。
大変貴重なヴァイオリンとなります。お早目にご検討ください。


■製作者Klaus Clement（クラウス・クレメント）について
クラウス・クレメント氏は、ドイツのヴァイオリン造りで有名なMittennwaldの ヴァイオリン専門学校に学び、製造に関する理論、実技、及び古楽器から現在に至るまでの歴史、塗装技術を習得。 Nuembargの試験において理論と実技でいままでにない最高点を獲得。 カール・ヘフナーで修業、その後ローデリヒ・べゾルトのマイスターを経て、独立し現在に至っています。

ドイツの製作者の重鎮として人気のクレメント氏。ドイツで育まれた伝統的な技法に 則りながらも、常に研究を絶やさずその作品の進歩を心がけた製作を続けています。

製作される楽器は全ての品番において彼ら自身により設計されています。 量産メーカーの中には独自の規格を持たず、提携する工房から寄せ集めたヴァイオリンに ラベルを貼ってブランドとしているところもあるのですが、彼らはそれでは彼らの理想とするヴァイオリンとして 発表することは出来ないと考えました。

彼らは特にオールドイタリアンの名器を深く研究しています。モデルを決定する際にも実際に名器の型を取り、 それが自らの楽器にどのように活かせるのか試行錯誤を繰り返しました。サイズ・フォーム・アーチングなど・・・。

製作された白木の楽器はニス塗りの始まる前にストックルームにおいておよそ半年から1年もの間、熟成期間がおかれます。
完成後の楽器がくるいを起こすことがないようにという、製品に対する細かい配慮がなされています。

クレメントの楽器の個性を際立たせているものに使用するニスの存在があります。 この柔らかく、リッチな質感を持つニスと卓越したアンテイーク・フィニッシュは全く独特のものです。 それは外観的に楽器の存在感を高めるのと同時に木材の振動を妨げにくいフレキシブルさを持ち、 あたかもオールドの楽器を思い起こさせるかのような純度の高い、 艶と粘りのある音色を生み出す一助となっています。